冷静と物欲の間で

ガジェット好きな私の静かな生活

K240 Studioをもっと快適に気持ちよく

AKGのモニターヘッドフォンK240 Studioを使い始めて3ヶ月。自分の中ではすっかり鉄板アイテムになっている。もう、モニターヘッドフォンはこれでいいわ。いつか壊れたらまたこれを買えばいい。そのぐらい気に入ってしまった。

でも、あともう少し使い勝手が良くなるようなオプションパーツがないかと、またサウンドハウスで探してみたら、純正品でK240のほか数機種に対応するEK500Sというヘッドフォンケーブルと、ベロアの交換用イヤーパッドを見つけた。

そう言えば、K240のヘッドフォンケーブルの長さは3mだが、これの取り回しが何かと面倒。知らないうちにケーブルが椅子のキャスターの下敷きになっていてヒヤッとした事も何回かある。その点、このEK500Sは長さが約1.1mのカールコードで、最大5mまで伸びるらしい。これなら常に一定のテンションが保たれるので、ケーブルが床に垂れ下がる事もないかと。また、ベロアのイヤーパッドだが、以前購入したK712 Proのイヤーパッドがベロアになっていてサラッとした着け心地が気に入っているので、せっかくだからこの際K240もベロアにしてやろうか。

ハイ、買いまーす!

余談だが、K240のようなケーブル着脱式の機種向けに、モガミとかベルデン、ノイマンといったメーカーからも交換用ケーブルが出ているが、ここはやはり純正で。というのは、このK240も業務用モニターとしてSONYのCD900ST等と同様に多くのレコーディングスタジオとかで使われていると思うが、それらは恐らく付属品の純正ケーブルが普通に使われていて、それで音を決めているはずだし、ましてやそういった作業に従事するエンジニア達の好みで「オレはベルデン、アタシはノイマン」みたいなバラバラなやり方はしていないと思うから。それに、またスケベ根性を出してケーブル沼にハマりたくないし。

ヘッドフォンケーブルとベロアのイヤーパッド

ヘッドフォンケーブルとベロアのイヤーパッド(右下はパッドの裏面)

ケーブルとイヤーパッドが届き、まずはケーブルを交換してちゃんと音が出るかチェックしてみた。すると?

同じメーカーの製品だから音も同じだろうと思っていたのだが、今までよりキリッとした音になっているようだ。プラシーボ効果という事もあるので一旦今までのケーブルに戻して聴いてみてから、新しい方に替えて聴いてみると、やはり変化している。ヴォーカルや楽音がより立体的に聴こえるようになった。音質向上は全く期待してなかっただけに、思わず顔がニヤける。

次に、イヤーパッドの交換。今までのパッドもちゃんと保管しておきたいので、破かないように慎重に外して今までのケーブルと一緒にK240の箱にしまった。イヤーパッドとトランスデューサーの間に挟み込まれていた薄いスポンジ状のパッドは新しいイヤーパッドでも必要なので近くに置いておく。新しいイヤーパッドの取り付けには最初ちょっと戸惑ってしまったが、要するにイヤーパッドの裏側に折り返してある薄い膜を引っ張り上げてヘッドフォンのハウジングの縁に沿って回す様にしながらはめ込んで行けばいい事が分かった。

イヤーパッドを取り外したところ

イヤーパッドを取り外したところ

取り外したイヤーパッド

イヤーパッドを取り外すと、内側に付いていたスポンジも一緒に取れる。

パッド交換作業は無事完了

パッド交換作業は無事完了

やれやれ、ちょっとバタバタしたがなんとか上手く収まった。イヤーパッドの素材が変わった事で着け心地が良くなっただけでなく、密閉性が上がったのか音圧が少し上がって、より気持ちよく聴けるようになってまたニヤけた。